<豚インフル>食品・観光業など、世界各地の華人の営業にも影響―中国メディア

Record China    2009年4月29日(水) 14時34分

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29日、メキシコや米国を中心に豚インフルエンザの感染が拡大し、世界保健機関(WHO)もその警戒レベルをフェーズ4に引き上げ、各国に迅速な対応を求めている。こうした中、海外で食品業や旅行業を営む中国系住民にも影響が出ている。資料写真。

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2009年4月29日、メキシコや米国を中心に豚インフルエンザの感染が拡大し、世界保健機関(WHO)もその警戒レベルをフェーズ4に引き上げ、各国に迅速な対応を求めている。こうした中、海外で食品業や旅行業を営む中国系住民にも影響が出ている。中国新聞社が伝えた。

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イタリアでは豚肉市場が低迷、華人が経営する食品店では豚を用いた商品の販売量が60%以上も減少した。プラートで食品店を経営する男性は「豚インフルの発生以降、豚肉を購入する客が激減した。華人は豚肉を特に好んで食べるが、今は牛肉などに切り替えている」と語る。スペインでも同様の話が聞かれる。

多くの感染者が確認されている米国でも、大きな影響が出ている。カリフォルニアで中華料理店を経営する男性は「シリコンバレーではまだ感染者が出たとは聞いていないが、メキシコ系移民が多く集まるショッピングセンターなどはやはり怖い」と語る。この男性は店内の消毒を強化、従業員にも手洗いを徹底するよう指示しており、状況によっては一時閉店も考えているという。

こうした中、旅行業への影響も深刻だ。中南米からの観光客の受け入れ停止や、これらの国々へのツアーを見合わせる旅行社が相次いでいる。米国の中国系旅行社の関係者は「アメリカ同時多発テロ事件、イラク戦争、SARS、そして世界的な金融危機で打撃を受けていた観光業に、ここにきて豚インフルエンザが重なった。影響は大きくなるだろう」と話した。(翻訳・編集/小坂)

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