<新型インフル>宗教・産業上、豚はダメ!北米型?メキシコ型?呼称分かれる―韓国紙

Record China    2009年4月30日(木) 17時50分

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29日、朝鮮日報は新型インフルエンザの名称について各国で対応が分かれていると報じた。「豚インフルエンザ」に替わる呼称は各国で異なっている。写真は北京の養豚場。消毒など新型インフルエンザ対策が進められている。

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2009年4月29日、朝鮮日報は新型インフルエンザの名称について各国で対応が分かれていると報じた。環球時報が伝えた。

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当初、新型インフルエンザは「豚インフルエンザ」と呼ばれていた。英紙フィナンシャルタイムズによると、新型インフルエンザは豚・鳥・人のウイルスの雑種であったが、豚インフルエンザに最も近かったためだという。28日、動物衛生の国際機関・国際獣疫事務局(OIE)は「北米インフルエンザ」と呼ぶよう提案した。同日、韓国養豚協会も同じく「北米インフルエンザ」と呼称するよう呼びかけた。

一方、27日にはイスラエルのリッツマン副保健相が「メキシコインフルエンザ」と呼ぶよう要求。「ユダヤ教徒及びイスラム教徒が不潔な動物とみなす豚を名称に使うことは不適切」との理由だという。韓国農林水産部は28日、メディアに「メキシコインフルエンザ」と報道するよう求めている。

28日、欧州連合(EU)のワシリウ欧州委員は、豚インフルエンザとの呼称が養豚産業に悪影響を及ぼす可能性があると指摘、「新型インフルエンザ」と呼ぶように求めた。日本政府もこの呼称を採用している。ビルサック米農務長官も豚インフルエンザとの呼称は豚肉購入が感染経路になるとの誤解を与える可能性があると懸念を表明した。(翻訳・編集/KT)

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