Record China 2009年5月2日(土) 0時44分
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29日、中国北部と南部の境界地点である江蘇省淮安市で「中国南北境界線標識」の橋梁が完成した。1日から一般公開する。この橋の完成までには紆余曲折があった。
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2009年4月29日、「われこそが中国北部と南部の境界地点」と主張し、南北境界線を謳った橋梁を建設していた江蘇省淮安市で、シンボル建築「中国南北境界線標識」を含む橋梁全体がついに完成し、5月1日より公開されることになった。橋の完成まで紆余曲折があっただけに、地元民にとっては感激もひとしおだろう。チャイナフォトプレスの報道。
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完成した「境界線標識」は07年に企画が持ち上がったが、それに「待った」をかけたのが河南省信陽市。南北の境界線としてふさわしいのはこちらだと主張してきたのである。
これに対し、長江、黄河に並ぶ中国第3の大河である淮河のほとりに位置する淮安市は、地理・気候上においても南北の境界である上に、古くから水上交通と陸上交通の交替地点であり、同市を境界として言語や風俗における文化にはっきりと「南北差」が表れることから、歴史上でも文化上でもわが市こそが「南北の境目」と反論。中国科学院の専門家らもこれを支持したことから、めでたく工事を開始した。
しかし08年11月、第2のトラブルが発生。この橋梁は30年代に建てられた歴史的建造物「紅橋」の橋脚を利用しながら、橋の中央部に地球を模した球形のシンボルをとりつける計画だったが、設置した梁の位置が低すぎたため、身長160cm以上の人がこのシンボル部分を渡ろうとすると頭がつかえて通れないという事態に陥ってしまったのである。通行不能の橋など橋ではない!ということで、調整を加えながら、このたびやっと完成に漕ぎつけたという。(翻訳・編集/愛玉)
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