Record China 2009年5月4日(月) 17時31分
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4月30日、中国のあるブロガーが、国際的な外国為替市場で長期にわたり活発に動いているのは、家事をこなしながら海外投資にも積極的に参加する日本の「財テク主婦」だ、と論じた。資料写真。
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2009年4月30日、中国のポータルサイト「捜狐」のブログページに「日本家庭の財テク主婦軍団」というタイトルの文章が掲載された。
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作者は「洋洋」(ヤンヤン)と名乗る男性。日本の家庭の主婦が、個人投資家としていかに世界の外国為替市場に積極的に進出しているかを詳細に記している。彼女たちの財テク手段は主に「円キャリー取引」であり、低金利の円を借り入れて高い利回りの外国通貨や外国通貨建ての株式や債券を運用し、その利ざやを稼ぐというもの。
日本で財テク主婦が出現した背景には、30年間続いた高度成長時代で富裕な中産階級が生まれたことと関係がある。その結果、日本政府の外貨準備高が現在1兆ドル(約99兆5000億円)超なのに対し、企業や個人などの民間が保有する外貨は3兆ドル(約298兆5000億円)以上となった。このように個人が多額の外貨を保有していれば、それを運用しようとするのは当然のことだろう。
さらに日本の主婦が家事と育児に専念し、家計を預かっている点も一因となっている。財テク主婦も年々増加していると同時に年齢層も拡大しており、主婦向けの財テク講座は大人気。こうして彼女たちは1日の家事を終えると、毎晩パソコンを見つめて海外の為替市場をチェックしているのだ。
中国の個人投資家は男性が主だが、彼ら「財テクおじさん」が将来日本の財テク主婦を超えることができたら、それはすなわち中国が真の大国になった証だといえよう。(翻訳・編集/本郷)
※本記事は筆者の承諾を得て掲載したものです。
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