<新型インフル>発生源めぐり争う中・米・メキシコ―韓国紙

Record China    2009年5月5日(火) 9時55分

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2日、新型インフルエンザの発生源をめぐり中国、米国、メキシコの3か国が激しい神経戦を展開していると韓国紙が伝えた。写真は北京首都国際空港。

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2009年5月4日、中国の「環球時報」は2日付けの韓国紙「朝鮮日報」に掲載された「新型インフルエンザの発生源は中国か?」という記事を紹介した。

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4月29日、中国政府はメキシコ東部ベラクルス州の州知事が「中国福建省福清市で発見された豚の死骸が新型インフルエンザ(豚インフルエンザ)の発生源」と語ったことについて、これを非難する声明を出した。

中国衛生部の毛群安(マオ・チュンアン)報道官は「一部の海外メディアは何らかの意図をもって、新型インフルエンザの発生源を中国とするデマを流し、中国の国際的なイメージを傷つけようとしている」と発言。中国農業部の高鴻賓(ガオ・ホンビン)副部長は「中国では現在5億頭以上の豚が飼育されており、飼育量と消費量ともに世界市場の50%を超える世界最大の養豚国家だ」と述べ、今回のインフルエンザに冠せられた「豚」の文字は適切でないとの考えを示した。

さらにメキシコは、新型インフルエンザの感染者が最初に発生した土地に米国最大の食肉生産企業の大型養豚場があり、住民1800人以上に感染の疑いのある症状が出ていることから、「この養豚場が経費節約のために豚の糞便を垂れ流してきたせいだ」とこの企業の責任を追及。だが企業側は「これは極めて不幸な偶然にすぎない」として新型インフルエンザとの因果関係を真っ向から否定している。(翻訳・編集/本郷)

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