Record China 2009年5月12日(火) 23時5分
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9日、中国の大手ポータルサイト「新浪」のブログページに、「日本をみつめて――五四運動から90年」と題する文章が掲載された。写真は愛知県豊田市「トヨタ会館」。
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2009年5月9日、中国の大手ポータルサイト「新浪」のブログページに、「日本をみつめて―五四運動から90年」と題する文章が掲載された。愛国・抗日運動の原点となった「五四運動(1919年)」から、中国は今年90年目を迎える。
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ブログの作者・謝宏(シエ・ホン)さんは、メーデーに伴う連休(5月1〜3日)を利用し、一家3人で日本ツアーに参加した。一緒に旅行したのは謝さん一家を含めて20家族。大型バス2台を貸し切ったという。初めて来日した家族も多かったようだ。
「周知の事実だが、中国人の対日感情は複雑だ」と謝さん。明治維新(1868年)以前、清朝は大国を気取り、日本を格下扱いしてきた。しかし、中国は政治革命運動「戊戌の変法(1898年)」に失敗し、国力は衰退していった。近代化を達成した日本に勝てるはずもなく、中国は日清戦争(1894〜1895年)に敗れたが、「100年来の恨みは、いまも忘れてはいない」という。
「明治維新はなぜ成功したのか」について、「アヘン戦争(1840〜1842年)における中国側の敗戦で、日本が危機感を高めながらも、大和民族の精神を失くさなかったことにある」と謝さんは分析する。五四運動の原点は、危機に瀕した祖国を救うことだった。それが新中国の成立によって達成されたなら、次なる目標は「権威を取り戻すこと」だ。
謝さんは「日本の経験は、中国にとって非常に参考になる」としたうえで、「中国人が自らを向上させたいなら、日本に何度も足を運ぶべき」と主張。「ライバルだからこそ、多くを学ばなければならない」とし、「中国が真の大国となれば、日本も自ずとついてくるはずだ」とまとめている。(翻訳・編集/SN)
●謝宏(シエ・ホン)
乳幼児用品メーカー「貝因美集団」の創始者。現在は同グループの総裁を務める傍ら、浙江省優生優育協会副会長、浙江省予防医学学会専門委員会委員などの任にもあたる。育児の専門家としても知られる。
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