<新型インフル>中国でも初の感染者=米から日本経由で帰国の留学生―四川省成都市

Record China    2009年5月11日(月) 14時30分

拡大

11日、中国衛生部のHPによると、中国本土で初の新型インフルエンザ(H1N1)感染者が確認された。感染者は30歳の男性で、米国から成田経由で帰国している。写真は北京首都国際空港。

(1 / 3 枚)

2009年5月11日、中国衛生部のHPによると、中国本土で初の新型インフルエンザ(H1N1)感染者が確認された。感染者は30歳の男性で、9日に北京市から四川省成都市へ向かう飛行機内で発熱やせきなどの症状を発し、10日より感染疑い例として検査が進められていた。国内大手ポータル・新浪(SINA)の報道。

その他の写真

男性は留学先の米国ミズーリ州セントルイスを7日に出発し、帰国の途についた。8日に成田、9日に北京を経由して同日午後、四川省成都市に到着した。北京到着時の男性の体温は37℃だったことが確認されているが、北京から成都行の機内で発熱やせき、鼻水などの症状が出たため、男性は成都到着後、空港から直接医療機関へ向かい、診察を受けた。

10日午前、四川省疾病予防コントロールセンターはこれを新型インフルエンザの感染疑い例とし、翌11日朝、中国疾病予防コントロールセンターが中国初の感染例と確定した。男性は現在、成都市伝染病医院に隔離され治療を受けているが、熱も下がり、症状は安定している。

なお、男性が9日に搭乗した北京発成都行の四川航空旅客機に同乗したのは144人と見られている。地元当局はすでにそのうち、21省に散らばった約130人の所在を確定し、医療観察下に置いている。また、男性は成田から北京に到着後、成都行の航空機に乗り換えるまでの10時間余りの間、空港そばのホテルに滞在していることがわかっており、新京報の報道によると、このホテルの宿泊客にも隔離措置が採られている。(翻訳・編集/愛玉)

この記事のコメントを見る

ピックアップ



   

we`re

RecordChina

お問い合わせ

Record China・記事へのご意見・お問い合わせはこちら

お問い合わせ

業務提携

Record Chinaへの業務提携に関するお問い合わせはこちら

業務提携