<エイズ>患者専用の「労働教養所」、看守への感染予防策は?―重慶市

Record China    2009年5月14日(木) 10時51分

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13日、重慶市の北碚労働教養所は中国で唯一、エイズ患者を専門に収容している。写真は福建省の泉州労働教養所。06年12月、「世界エイズデー」に合わせてエイズ予防に関する教育が行われた。

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2009年5月13日、中国の強制労働および思想教育の場である「労働教養所」。重慶市の北碚労働教養所は中国で唯一、エイズ患者を専門に収容している。だが、看守たちは防護服を着用することも許されず、日々感染の危険と隣り合わせているという。法制日報が伝えた。

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同所の李明高(リー・ミンガオ)所長は、「資金不足のため、監視カメラも所内の3分の1にしか設置できていない」と窮状を訴える。エイズ患者受け入れのノウハウも全て手探り状態で、看守に防護服を着用させる規定すらないという。李所長によれば、同所の看守は日々エイズ患者と接していながら「危険職種」にも認定されず、万が一感染してしまった時の補償制度も確立されていない。以前は無料で配られていたエイズ予防薬も支給されなくなった。

「このままでは経営が成り立たなくなる」と同所の政治主任も話す。重慶市の投資で設立された同所。800人の収容が可能だが、現在は50人ほどしか受け入れていないという。(翻訳・編集/NN)

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