2009年5月22日、中国民政部は「2008年民政事業発展統計報告」を発表した。これによると昨年1年間に中国全土で4億7795万人が自然災害の被害に遭い、8万8928人が死亡。1976年の唐山大地震以来、最も多い死亡者数となった。「中国新聞網」が伝えた。

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2008年の中国は南部の豪雪と異常低温、5月の四川大地震と歴史的な大災害が2度も発生。その規模と範囲はあまりにも大きく、膨大な死傷者と経済的損失を生んだ。倒壊家屋は1097万8000戸で、前年より951万1000戸増加。直接的経済損失は1兆1752億4000万元で、前年比397．4％の増加となった。

昨年1年間で3999万ヘクタールの農作物が自然災害により被害を受けたが、この数字は前年比で18．4％のマイナス、無収穫面積は403万2200ヘクタールで、こちらも同29．8％減少した。

報告によると、民政部門が昨年発令した国家救災応急態勢は38回で、被災地へ派遣された救助隊は50チーム。地方政府に指導した緊急指令で、延べ2682万2000人が避難し、被災地で再建された住宅は631万5000世帯分となっている。（翻訳・編集/本郷）