2009年5月、韓国・聯合ニュースは、盧武鉉前大統領自殺のニュースを伝える中国メディアの動向について報じた。24日、環球時報が伝えた。

事件当初は事実のみを伝えるニュースが多かったが、24日以降には評論形式の報道が増えており、事件が中国に与えた教訓と影響について分析するようになったという。自殺の引きがねともなった経済界との長期に渡る癒着、歴代大統領やその息子が逮捕されるなどの醜聞を取り上げ、改革開放以来、経済成長と引き替えにさまざまな汚職がはびこる中国の問題と重ね合わせているものが多い。

広東省広州市の中山大学韓国研究所の魏志江（ウェイ・ジージアン）副所長は、人民日報の取材に答え、腐敗は世界的な問題であり中国もまた同様の問題に直面しているとコメントした。（翻訳・編集/KT）