児童誘拐グループを逮捕、11人救出=多発する誘拐、事件は氷山の一角―広東省

Record China    2009年5月30日(土) 21時36分

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29日、広東省で児童を誘拐して売り飛ばしていたグループ10人が逮捕され、児童11人が救出されたことがわかった。写真は同省で今月上旬に救出された児童。

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2009年5月29日、英BBC放送の中国語版は、広東省で児童を誘拐して売り飛ばしていたグループ10人が逮捕され、児童11人が救出されたと伝えた。

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新華社電によると、昨年7月から今年1月にかけ、同省中南部の開平市で児童6人が相次いで失踪しており、市の警察当局は売買目的で誘拐されたとみて、特別捜査班を設置するなど、調べを進めていた。

警察当局は今年2月、開平市や恩平市などで誘拐グループのメンバー9人を逮捕。5月20日には、全国に指名手配したリーダーとみられる女・張維祝(ジャン・ウェイジュウ)を珠海市内で逮捕した。

同省のメディアは、児童が成長過程において、大きな脅威にさらされていると指摘する。誘拐や人身売買だけでなく、性犯罪や突発的な傷害事件に巻き込まれるケースも増加しているという。誘拐・人身売買のターゲットにされやすいのは、都市部で働く出稼ぎ労働者の子ども。特に、中国では跡取りとして男児を望む傾向が強いため、一人っ子政策の影響で男児売買が横行しているという。

中国政府筋は、毎年3000人の児童・女性が行方不明になっていると報告しているが、実際には数万人に上ると指摘する民間団体もある。中国公安部は5月上旬、全国規模のDNAデータバンクを設立。誘拐され行方不明となった児童の捜索に役立てるとしている。(翻訳・編集/SN)

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