2009年6月1日、環球時報によると、サンノゼ・マーキュリー・ニュースはこのほど、中国の農村部で自家用車の所有者が増えていると報じた。

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中国政府は、中国製品の輸出悪化を受け、国内の内需拡大を目的とした政策の一環として、「汽車下郷」という農村部での乗用車普及プロジェクトを実施している。農村部に住むある男性は、これまで移動には自転車を利用してきたが、1300cc以下の自動車を購入する場合には自動車取得税が半額になるなどのほか、政府から10％の補助金が支給されることを知り、自家用車の購入を決めたという。家族が多いため、7人乗りのワンボックスカーを購入した。

政府の乗用車普及プロジェクトの効果もあり、2009年の自動車販売台数は米国を上まわる勢いとなっている。1〜4月、米国の新車販売台数は37％減少したが、中国では9％を上まわる伸びを見せ、販売台数は380万台を突破し、3・ 4月の新車販売台数はそれぞれ過去最多となった。中国の農村部で人気となっているのは中国五菱汽車や長安汽車などの小型ワンボックスカーで、1〜4月の販売台数は40％増。とくに4月は好調で、販売台数は60％増となった。（翻訳・編集/岡田）