人身売買組織に狙われる“将来の嫁”の女児=一人っ子政策で女性不足が激化し―中国

Record China    2009年6月4日(木) 10時47分

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2日、男女比の不均衡が深刻化している中国で、幼い女の子を狙った誘拐事件が多発している。年間約2000〜3000人もの女児、少女が誘拐されているという。写真は誘拐され花売りをさせられていた女児ら。

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2009年6月2日、環球時報によると、英紙・サンデータイムズはこのほど、「中国の女児が人身売買組織に狙われている」との記事を掲載した。

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中国では男児を狙った人身売買事件は以前から存在していたが、近年は女児を狙った事件が急増している。イギリス医師会雑誌(BMJ)によれば、厳しい計画出産(一人っ子政策)を背景に、男の子を欲しがる夫婦が増えた一方で、女の子が堕胎されるケースが増え、男女の人口比率が124:100と大きく開き、ある省では192:100という異常な比率に至っている。

その結果、誘拐された女の子は、幼い男の子の将来の妻として、或いは嫁を娶れないでいる男によって、農村部へと買われていく。中国公安部によれば、年間約2000〜3000人もの女児、少女が誘拐されている。(翻訳・編集/岡田)

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