工場跡から多数の遺跡が発見、紀元前の墳墓など―広東省広州市

Record China    2009年6月3日(水) 15時40分

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2日、広東省広州市で前漢、南朝、唐代の墳墓26基、銅鏡など多数の青磁器をはじめ、多くの遺物や遺構が発見された。

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2009年6月2日、広州日報によると、広州市文物考古研究所はこのほど、市内のセメント工場跡地から前漢、南朝、唐代の墳墓26基、銅鏡など多数の青磁器をはじめ、多くの遺物や遺構を発見した。

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今回見つかったのは、前漢(紀元前206年−8年)初〜中期の墳墓9基と、南北朝時代(439年−589年)の墳墓16基など。発掘を行っている専門家によれば、墳墓から出土したのは青磁の花瓶、硯、皿、椀、銅鏡など100点近くで、状態が比較的良好だったのは銅鏡だという。南朝時代の墳墓は長さ3m、幅1.5m程度と小型のもので、出土した遺物はいずれも状態は悪くなかったが、墳墓の主を示す遺構や遺物は見つかっておらず、詳細は明らかになっていない。このほか、唐から宋の時代の井戸や水路なども発見された。

墳墓が発見された工場跡の周辺からは、1950〜60年代にも無数の墳墓が見つかっており、附近一帯が古代の広州における重要な陵墓となっていたことを表しており、貴重な歴史資料となっている。(翻訳・編集/岡田)

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