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4日、英ケンブリッジ大学で講演中の中国の温家宝首相に靴を投げつけたドイツ人学生、マーティン・ヤンケ被告に無罪判決が言い渡された問題で、現地の中国人留学生の多くが不満の声を上げている。写真はケンブリッジ大学。
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2009年6月4日、英ケンブリッジ大学で講演中の中国の温家宝(ウェン・ジアバオ)首相に靴を投げつけたドイツ人学生、マーティン・ヤンケ被告に無罪判決が言い渡された問題で、現地の中国人留学生の多くが不満の声を上げている。環球時報が伝えた。
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同大大学院で病理学を学ぶヤンケ被告は2月、同大で講演中の温首相に「独裁者」などと叫び、靴を投げつけた。判決当日の現地時間2日、ケンブリッジの裁判所には多くの中国人留学生が集結。期待を裏切る無罪判決に怒りや落胆の声が上がった。
そのうちの1人、孫(ソン)さんは傍聴のためわざわざ遠くから駆け付けた。「首相にけががなかったからといって法的処罰から逃れるのはおかしい。英国の首相が中国の大学で同じ目に遭ったら、無罪では済まされない」と怒りを露わにする。同大留学生の章(ジャン)さんも「模倣犯が増えるだけ。検察側は控訴すべきだ」と訴えた。
ヤンケ被告の故郷、ドイツでも多くの中国人が不満を表明した。バグダッドで昨年12月、記者会見中のブッシュ前米大統領に靴を投げたイラク人記者が禁固1年になったことを引き合いに出し、「中国人に対する蔑視」と批判が高まっている。(翻訳・編集/NN)
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