2009年6月6日、北京晨報によると、260人の少女から東方神起のコンサートチケット代をだまし取っていた男の初公判が5日、北京市海淀区中級人民法院で始まった。

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韓国の実力派ボーカルグループ「東方神起」の中国私設ファンクラブサイト「www．tvxq．com．cn」の管理人、金永勝（ジン・ヨンション）被告（27歳）は2007年末から2008年5月までの間、昨年開催された東方神起の上海公演と北京公演のチケット予約代行とツアーグッズ購入代行を、自身のサイト上でファンに宣伝。これに応じた260人以上の東方神起ファンの少女たちから総額42万元（約600万円）をだまし取った容疑で、2008年6月26日に上海市内で逮捕された。

金被告はこの日、「最初からだますつもりはなかった」と起訴事実を否認。検察側の示す被害総額の42万元にも異議を唱えた。

被告は、東方神起の上海コンサートのチケット代金としてファンから集めた金を株取引に「一時借用」して大失敗した。このためチケットを代理購入できなくなった被告は、北京コンサートで集めた金を流用し、上海チケットを購入して予約申し込み者に発送。しかし今度は、北京コンサートのチケット購入資金に行き詰ってしまったと弁明した。

初公判を傍聴した被害者の1人は「金被告の東方神起ファンクラブは、会員登録者数が一時7万人を突破するほどの人気があった」と話し、最低で1枚680元（約9700円）、最高で1枚2080元（約3万円）という高額なチケット代も「有名なファンクラブだから、すっかり信用して支払った」と話した。（翻訳・編集/本郷）