2009年6月6日午後5時26分ごろ（現地時間、以下同）、四川省成都市の繁華街にあるビル「天一大廈」が突然大音響とともに爆発、炎が6階ほどの高さまで燃え上がり、近所の住民が避難する騒ぎとなった。四川新聞網が伝えた。

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目撃者は「炎は天一大廈の地下から激しく噴き上げられていた」と話しており、ビルの地下にある天然ガス供給施設で漏れたガスに引火した可能性も指摘されている。住民らの話によると、天一大廈は一部をレントとして一般商店に貸し出しており、レストランなどの飲食店も数軒営業していたという。同ビルは人民南路地下にあるガス管から天然ガスを引きこんで使用しており、同ビル地下には小型の天然ガス供給設備が設置されていたため、ここが爆発した可能性が高いと見られている。

爆発の衝撃は凄まじく、「いきなり物凄い音がしたと思ったら、建物が崩れ落ちて火柱が上がった。また大地震が発生したかと思った」と話す住民もいた。これまでのところ、爆発による死傷者はいないもよう。現場は成都市の中心部に位置し、一時は野次馬で騒然となったため、消火活動にも影響が出た。このため同日午後6時過ぎ、緊急出動した特殊警察により現場周辺は厳重に封鎖され立ち入り禁止となった。（翻訳・編集/本郷）