宮本中国大使、日中関係は「誤解や理解不足が多い」=大学座談会で―河南省

Record China    2009年6月18日(木) 11時47分

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17日、宮本雄二・駐中国大使が中国河南省の鄭州大学で行われた座談会で、日中間の「敏感な問題」について見解を語った。写真は黒龍江省ハルビン市内にあった旧日本軍731部隊の元施設。5月末に取り壊された。

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2009年6月17日、宮本雄二・駐中国大使が中国河南省の鄭州大学で行われた座談会で、日中間の「敏感な問題」について見解を語った。中国新聞網が伝えた。

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宮本大使はこの日、同大外国語学院日本語学科に在籍する約20人の学生らとの交流座談会に出席。学生を激励した後、就任直後の3年前に日本語を専攻する中国人学生から「友人や家族から勉強をやめるよう言われている」と訴える手紙を受け取ったエピソードを語った。大使は「今の若い人たちには何の罪もない。悪いのはわれわれの世代だ」と述べ、「この時、日中友好をさらに推進しなければならないと思った」と当時の心境を明かした。

また、現在の日中関係については「人と人は100%理解し合うことはできない。だが、信頼を深め、誤解を防ぐことはできる」と発言。いわゆる「敏感な問題」については「70%が理解不足からくる誤解が原因だと思う」との見解を示した。

宮本大使は1981年に在中華人民共和国日本国大使館一等書記官、90年に外務省アジア局中国課長、97年に在中国日本国大使館特命全権公使などを経て、2006年から現職。いわゆる「チャイナスクール」の出身で中国通として知られている。(翻訳・編集/NN)

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