<レコチャ広場>日本の良好な国際イメージ、中国は何を学ぶべきか?―中国

Record China    2009年6月25日(木) 8時6分

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23日、中国社会科学院日本政治センター特約研究員の王冲氏は「日本の国際イメージはなぜ中国よりはるかに良いのか?」と題した記事を自身のブログに掲載した。写真は北京。

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2009年6月23日、中国社会科学院日本政治センター特約研究員の王冲(ワン・チョン)氏は「日本の国際イメージはなぜ中国よりはるかに良いのか?」と題した記事を自身のブログに掲載した。

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世界144か国・地域の政治の安定性や治安などを分析した「世界平和度指数」の2009年度版で、日本はアジアトップの7位、中国は74位と大きく差がついた。中国のネット掲示板ではこれを不服とする書き込みが殺到。「西側諸国の陰謀」「あんなもので何が分かるのか?」などの反論が多く寄せられた。だが、王氏はどんなイメージ調査でも日本は必ず上位に入ると指摘、「歴史的な恨みが邪魔をして日本の真の姿を見ようとしていない」と一喝した。

国内総生産(GDP)で年内にも日本を追い抜く勢いの中国。王氏はかつて中国を侵略し民族に多大な苦痛を与えた日本の方が中国よりイメージがかなり良いことは「我々への深刻な警告だ」と指摘する。海外旅行先での日本人の礼儀正しさは各国で定評があるが、中国人は正反対。王氏はローマの観光地で「並んで」「大声を出さないで」「ゴミを散らかさないで」と呼び掛けるアナウンスが中国語でしか流れなかったことに着目した。

王氏自身も当初は「中国人への侮辱」とまで感じたが、「良く考えてみると言われるほどのことはある」と痛感。その上で、「我々がやるべきことは調査結果に文句をつけることではなく、日本との違いをきちんと把握した上で、それを克服することだ」と訴えた。(翻訳・編集/NN)

●王冲(ワン・チョン)

中国社会科学院日本政治センター特約研究員。ジャーナリスト。過去に中国青年報の記者を務め、中国で初めてオバマ氏の取材に成功した記者でもある。

※本記事は筆者の承諾を得て掲載したものです。

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