2009年6月23日、韓国紙・中央日報は「中国と台湾は朝鮮半島より早く統一が実現する」と題した記事で、朝鮮民族と中華民族は全く違うやり方で統一を推し進めていると論じた。24日付で中国紙・環球時報が伝えた。

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記事はまず、朝鮮半島と中台が地球上で最後に残された分断地域だとした上で、統一は両地域の民族にとっての長年の願いだが、そのやり方は全く異なっていると指摘した。朝鮮半島と中台の統一に関する研究が少ない中、中国人民大学で博士号を取得した韓国統一部の李道奇事務官は「朝鮮半島の南北統一と中台統一の比較研究」と題した博士論文を発表した。

論文によれば、朝鮮半島は「7・4宣言」「南北協議書」「6・15宣言」「10・4宣言」と共同宣言を連発し、あたかも朝鮮半島の統一が近いかのように思わせているが、実際は全く進展がない状態。一方の中台は朝鮮半島のように大々的なものはないが、長年の懸案だった「三通」（直接の通信、通商、通航）が実現するなど、着々と距離が近づいている。

中国の大学では台湾出身者と本土出身者が自由に討論する姿を良く見掛けるが、韓国の大学で韓国人と北朝鮮人が話す姿は見られない。朝鮮民族の統一は政治家同士の話し合いに終始しているが、中台の場合は民間から自然に湧き上がる雰囲気があるという。そのため、論文は「中台は朝鮮半島より早く統一する」と結論付けた。（翻訳・集/NN）