2009年6月27日、華字紙・欧州時報は、中国の民営企業2社が世界的ファッションブランド「ピエール・カルダン」の買収を検討していると報じた。買収価格は2億ユーロ（約268億円）超に上るという。環球時報が伝えた。

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世界的なファッションデザイナー、ピエール・カルダンも今年で87歳。最近では体調不良が伝えられている。もっともブランド売却の話は以前からも噂されていた。早くは2004年に5億ドル（約476億円）での売却を希望していると伝えられた。昨年には10億ユーロ（約1340億円）で売却する交渉がまとまりかけたと報じられたが、それも金融危機でご破算になったという。

ピエール・カルダンは中国において特別な意味を持つブランド。1980年代、改革開放が始まったばかりの中国にいち早く進出した。中国に進出した初の世界的ブランドとして圧倒的な地位を築くことに成功した。この一大ブランドを手に入れようと温州市と広東省の企業が接触しているという。買収価格は2億ユーロ以上が提示されているもようだ。（翻訳・編集/KT）