2009年6月27日、中国公安部は、街頭で児童に流浪、物乞いや犯罪行為を強制するなどの行為について、近く集中取り締まりを実施すると発表した。中国新聞網が伝えた。

【その他の写真】

公安当局によると、身体障害者や未成年が犯罪グループに誘拐・身売りされた後、都市の街頭で流浪や物乞いをするよう強制、あるいは犯罪活動に利用されるケースが後を絶たない。特に被害に遭った未成年は心身ともに虐待され、心身の正常な成長が阻まれるという。

当局は、今回の誘拐犯罪撲滅キャンペーンは、未成年の合法的権利を守ることが目的だとしている。被害者となった身体障害者や未成年を救出し、それぞれの家庭に戻し、両親と家を探し出す必要のある未成年に関しては、民政部門が規定に従って処理をするという。また、直接・間接に関わらず犯罪に関わった個人や組織は、法に則って刑事責任を問うとしている。（翻訳・編集/津野尾）