Record China 2009年6月30日(火) 17時52分
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29日、中国広東省にある中山大学心理学部の副教授が「お金には鎮痛作用がある」とした論文を発表し、物議を醸している。お金を失った人の心の痛みは、肉体的な痛みと非常に似ているという。写真は中国の通貨、人民元。
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2009年6月29日、中国広東省にある中山大学心理学部の副教授が「お金には鎮痛作用がある」とした論文を発表し、物議を醸している。お金を失った人の心の痛みは、肉体的な痛みと非常に似ているという。新聞晨報が伝えた。
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中山大学心理学部の周欣悦(ジョウ・シンユエ)副教授は、米国の科学的心理学会が発行する原著論文誌「Psychological Science」に「金銭概念の発動が社会的苦痛と生理的苦痛を変える」と題した論文を近く発表する予定。
周副教授は6つの実験結果を元に、お金が生理的苦痛と社会的苦痛を抑える作用があることを証明した。そのうちの1つは、実際のお金で枚数を数えたグループと普通の紙を数えたグループとに分け、数え終わった後に手を熱めのお湯に入れてもらうというもの。その結果、お金を使ったグループの方が熱さを感じる度合いが低かった。
周副教授の実験は中山大学心理学部の実験室で行われ、計548人の学生が参加した。だが、この論文を「拝金主義を奨励している」と否定的に見る専門家も少なくない。これに対し同副教授は「お金が万能だと言っているのではない。あくまでも苦痛を和らげる1つの手段だ」と反論している。(翻訳・編集/NN)
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