厳しい夏が本格的に到来しようとしている。酷暑を逃れ、涼しい避暑地に逃避したい気分にもなりそうだが、東西南北に広大な国土を持つ中国の人々にとっては、その選択肢は山のようにある。今特集ではそんな中国の名だたる避暑地の中でもBEST10に数えられるものを紹介する。第1回は吉林省の長白山。中国ネットの編集。

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中朝国境に位置するこの山は満州族の聖地としてあがめられ、清代には庶民の入山を禁じていた歴史を持っている。山頂は夏でも最高18℃ほどという涼しさで、山すそから山頂までの間に温帯から寒帯まで4つの気候帯をいただく。「ひとつの山に四季がある」と形容されるゆえんである。また、朝鮮人参をはじめとする薬材の産地としても知られている。

滝や温泉などの観光資源にも恵まれ、ことに、なみなみと青い水をたたえる山頂の湖「天池」は天上の楽園を思わせる美しさだ。避暑に登山、森林浴、奇観の鑑賞などさまざまな楽しみ方ができる景勝地である。(翻訳・編集/愛玉)