2009年7月12日、中国の30代キャリア女性の間で、少女のように可愛らしい生き方を追求する「OBS女性」が勢力を拡大し続けている。キーワードは「ピンク」「フリル」「アニメキャラ」。彼女たちのアンチエイジングな生き方とは…？

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「OBS女性」の名付け親は台湾の著名な女性作家、楊沢（ヤン・ザー）さん。「OBS」とは三十路を越えた「おばさん」の略だが、彼女たちに年齢など関係ない。未婚・既婚問わず、「いつまでも可愛らしく」が永遠のテーマ。口癖はもちろん「可愛い〜」で、日本や韓国のファッションをこよなく愛す。だが、若い女性と違う点は、消費能力が高いこと。自分を若く可愛く見せるための投資や努力は、一切惜しまない。こうした「OBS消費」が今、中国で高い注目を集めている。

彼女たちは服装や外見だけでなく、精神的にも若い。少女のように占いに凝ってみたり、「きゃあきゃあ」騒いでみたり。中国の都会では、ヒップホップ系を着こなすティーンエイジャーのようなママさんOBSやフリフリレースに巻き髪といったゴスロリ系のOBSは、もはや珍しい存在ではない。

専門家はこうした現象について、「経済の発展や情報のグローバル化などが、中国人のライフスタイルを変えた」と分析する。生活が豊かになり、人生を楽しむ余裕が持てるようになったのだ。こうした中国のアンチエイジングな女性たちは、今後ますます増えていくに違いない。（翻訳・編集/NN）