<新疆ウイグル>少数民族の人口自然増は漢族より上、同化政策を暗に否定―中国

Record China    2009年7月18日(土) 15時21分

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16日、中央民族大学の楊聖敏教授は、中国人口調査データをもとに、新疆ウイグル自治区では少数民族の自然増加率は漢族よりも高い、と指摘した。写真は同自治区の少数民族の子どもたち。

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2009年7月16日、中央民族大学の楊聖敏(ヤン・ションミン)教授は、中国人口調査データをもとに、新疆ウイグル自治区では少数民族の自然増加率は漢族よりも高い、と指摘した。中国新聞網が伝えた。

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国務院の報道事務所が中国の民族・宗教政策について記者会見を行い、楊教授が発言した。同教授は、「海外メディアの記事や書籍における同自治区の人口についての記述は、多くが誤りだ」と主張、「中国政府は2000年に全国人口調査を実施したが、そのデータによると、新疆ウイグル自治区における少数民族の人口は65%以上を占め、漢族は34%に過ぎない」と発言した。

同教授はまた、漢族の夫婦は1人しか子どもを産むことが許されていないが、ウイグル族など少数民族は、都市戸籍の場合は2人まで、農村戸籍の場合は3人まで、また一部のカザフ族などは4人まで産むことができる、と説明した。同教授によると、同自治区は2000〜3000年前は多民族が共同生活を営んでいた地域であることが研究によって明らかになっており、漢族は2000年以上前からすでに同自治区で定住を始めていたという。

同教授はさらに、魏晋南北朝時代(184〜589年)、トルファンでは漢族が圧倒的に高い人口比率を占めていたが、現在はウイグル族が70%以上と逆転しているなどの例を挙げ、同自治区の漢族と少数民族の人口比率は絶えず変化しているにすぎないと述べた。(翻訳・編集/津野尾)

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