2009年7月18日、米華字紙・僑報は、中国人の米国観光が昨年6月に解禁されてから1年になるのを受け、全米旅行協会（NTA）は中国人観光客を受け入れる旅行会社に対し、安全性などに関する要求を厳しくすると報じた。中国新聞網が伝えた。

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NTAは中国人の米国観光ツアーが解禁された後、激しい値下げ競争の裏で安全性が疎かになっていた面もあったと指摘する。今年1月にはアリゾナ州の高速道路で中国人ツアー客を乗せた観光バスが横転し、10数人の死傷者を出す惨事も起きている。また、実際のツアー内容がパンフレットの記載と異なるといった苦情も多く発生しているという。

そのためNTAは今後、中国人観光客を受け入れる全ての旅行会社に対し、安全性の徹底と記載内容を守るよう厳しく要求する新たな基準を設けるという。NTAによれば、中国国家旅游局と米商務省もこれに賛同している。（翻訳・編集/NN）