Record China 2009年7月21日(火) 21時48分
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18日、中国の地下鉄は乗換え方法がわかりづらく、トイレは汚くて使用できない。バリアフリーの設備が完備されている駅は少なく、あったとしても健常者が我さきに使用してしまうという。写真は上海の地下鉄。
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2009年7月18日、ニュースサイト「網易探索」は中国の地下鉄が抱える問題点を指摘する論説記事を掲載した。
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記事はまず北京市の地下鉄を紹介。西直門駅で2号線から13号線に乗り換えるには、地下から地上に出て一本道に従ってまっすぐ歩き、オフィスビルの中に入る。そのまま100m以上進むとようやく13号線の駅ホームが見えるというもの。超人的スピードで歩いても15分はかかる乗り換えに不満を持つ利用客は多い。この面倒な乗換えに拍車をかけるのが標識不足だ。標識と標識の間隔が長すぎるため、歩いている途中で不安になり迷ってしまう客が続出する。
さらに、地下鉄のトイレは想像を絶するほど汚れていて、使用できるものはごくわずか。清掃員はトイレ清掃だけで毎日少なくとも5時間は費やしヘトヘトになるほどだ。香港のように地下鉄のトイレを全面廃止すれば良いと提案する専門家もいるが、アジア競技大会を控える広州市や世界万博の上海市ではそれもできず、逆にトイレ増設の方向に進んでいる。
北京市の地下鉄はオリンピックを機にバリアフリーを目指したが、すべての駅がバリアフリーと言うわけではない。障害者用エレベーターやトイレがある駅でも、それを利用するのは健常者ばかりという状況だ。地下鉄の不便さの原因が地下鉄会社側にある場合は確かに多いが、トイレやバリアフリーの問題は利用客のマナーの悪さが原因といえよう。(翻訳・編集/本郷)
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