2009年7月22日、内蒙古晨報によると、オランダのラボバンク・ネダーランドがこのほど発表した09年度の世界乳製品製造企業ランキングで、中国乳製品最大手・蒙牛乳業グループが19位に入った。

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中国の乳製品業界にとっては、初めてのベスト20となる。中国社会科学院の経済専門家・徐逢賢（シュー・フォンシエン）氏は、これを中国の乳製品業界がすでに回復したあらわれとみる。蒙牛は今月、国営で中国最大の食品・食料関連企業・中糧集団（コフコグループ）との業務提携を発表したが、蒙牛はこれで中糧の世界ネットワークが利用可能になるほか、人的・財的資源をさらに効率的に配分できるようなる、と別の専門家も述べる。

蒙牛は99年の成立以来、わずか8年で業界1位に躍り出た。07年の営業収入は200億元（約2740億円）を超え08年には10％の増収を記録、238万元（約3260億円）となり、国内シェアは40％近くになった。蒙牛はこの間、内モンゴル地区の同業界の整理再編を主導し、原料資源の改良、規模の拡大、そして効率化をはかったという。「今回のベスト20入りは、この改革の成功を証明した」と徐氏は語る。

同社は現在すでに1万頭の規模をもつ9の大型牧場建設に出資しており、これで大規模牧場からの原乳調達率は3分の2を超えることになる。同社はまた、今後数年以内に20以上の大型牧場建設に出資するとしている。（翻訳・編集/津野尾）