Record China 2009年7月24日(金) 18時58分
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22日、中国の長江デルタ流域で数百年に1度の皆既日食が観測されたこの日、中国株式市場が反発して取引を終えた。経済評論家の王永氏はブログで「皆既日食と株式市場の動きとの関連性」について論じた。写真は22日、中国各地で観測された皆既日食。
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2009年7月22日、中国の長江デルタ流域で数百年に1度の皆既日食が観測されたこの日、中国株式市場が反発して取引を終えたことを受け、経済評論家の王永(ワン・ヨン)氏はブログで「皆既日食と株式市場の動きとの関連性」について論じた。
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この日の上海証券取引所の上海総合指数は前日比83ポイント(2.6%)高の3296.62で終了した。王氏はこれを「皆既日食との関連性は全くないかも知れないが」と断りながらも、英経済学者・ジェヴォンズによる景気循環と太陽黒点の関係を示した太陽黒点説や、米国の精神科医アーノルド.L.リーバー博士の著書「月の魔力―バイオタイドと人間の感情」を引用し、自然現象が経済活動に与える影響を考察した。
太陽黒点説とは、太陽黒点は10〜11年周期で増減を繰り返しているが、景気の好不況もこれと同じ周期をたどっているというもの。また、リーバー博士が唱えるバイオタイド理論とは月の引力が潮の満ち引きを起こすように人間の体内にも潮汐(ちょうせき)をもたらし、精神状態に大きく影響するというものだ。例えば天気が良い日は投資家の気分が高潮し投資活動が活発になるが、天気が悪い日は悲観的になり活動が鈍るというデータもあるという。
王氏は、株式市場の動向が自然現象の影響を受けているかどうかについて「大いにあり得る」と賛意を示し、「皆既日食との関連性を証明するには次の機会まで待たなければならないが、自然現象と経済の関係はさらに深く研究する価値がありそうだ」と結んだ。(翻訳・編集/NN)
●王永(ワン・ヨン)
経済評論家、金融博士。香港在住。香港フェニックステレビ「時事弁論会」の特約評論員を務め、中国本土や香港のメディアに数多くの評論を発表している。
※本記事は筆者の承諾を得て掲載したものです。
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