中国の富裕層、2015年には400万世帯突破か―中国

Record China    2009年7月27日(月) 7時6分

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25日、米大手コンサルティング会社はこのほど、2015年に中国の富裕層が440万世帯を超え、米国、日本、英国に次いで世界4位の規模になるとの見通しを示した。写真はメルセデス・ベンツ。

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2009年7月25日、米大手コンサルティング会社「マッキンゼー・アンド・カンパニー」は先ごろ、2015年には中国の富裕層が400万世帯を超え、米国、日本、英国に次いで世界4位の規模になるとの見通しを示した。同日付で中国経営報が伝えた。

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08年、中国の富裕層は160万世帯に達した。同社の報告書によれば、2015年には440万世帯を超えるとの見通しだが、世界経済の低迷を考慮し少なく見積もっても、今後5〜7年は、毎年約16%ずつ富裕層が増加していくことはほぼ間違いないという。「これに比べて、先進国における富裕層の伸びは、高い確率で国内総生産(GDP)の成長と一致したものになる」と同紙は予測した。

中国における富裕層は、東部沿海地域や中南部の大都市などに偏っており、最も豊かとされる4大都市――上海市・北京市・広州市・深セン市――で全体の約30%、10大都市で全体の約50%を占めている。「米国では、10大都市の富裕層は、全体の約25%にすぎない」と指摘しているが、中国でもこうした偏りに変化が生じつつあるという。

同報告書は、「今後5〜7年のうちに、大都市以外でも富裕層が増えていく」と予測、今後増加する富裕層の4分の3が4大都市以外の地域から出てくるとみている。こうしたニュー・リッチ(新富裕層)はいずれも企業家で、地元有力者との太いパイプを数多く持つ名士たちであり、「収入が増えたからといって、彼らが大都市に移り住む可能性は低い」と同報告書は分析している。(翻訳・編集/SN)

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