多くの政治リーダーを輩出する清華大学、その秘密は?―シンガポール華字紙

Record China    2009年7月30日(木) 9時2分

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28日、シンガポールの華字紙・聯合早報は中国社会科学院の馮昭奎(フォン・ジャオクイ)氏の署名記事を掲載した。タイトルは「清華大学はなぜ多くのリーダーを輩出するのか」。写真は清華大学。

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2009年7月28日、シンガポールの華字紙・聯合早報は中国社会科学院の馮昭奎(フォン・ジャオクイ)氏の署名記事を掲載した。タイトルは「清華大学はなぜ多くのリーダーを輩出するのか」。中国新聞網が伝えた。

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中国でトップ大学との呼び声も高い清華大学。卒業生の顔ぶれには胡錦濤(フー・ジンタオ)国家主席(水力エンジニアリング学部)、呉邦国(ウー・バングオ)第10期全国人民代表大会常務委員長(無線電子学科真空トランジスタ学部)、亡くなった黄菊(ホワン・ジュー)元国務院第一副総理(電機工程学部)など、中央の指導者もズラリ。60年代前半に理工学系を卒業した人材の活躍が目立つが、馮氏はこれを52年から14年間学長を務めた蒋南翔(ジアン・ナンシアン)氏の教育方針との関係が深いと指摘する。

蒋氏は清華大から一流の科学者とエンジニアを輩出するために尽力したと同時に政治的意識の高い人材の育成にも努めた。文化大革命中に当時の最高指導者・毛沢東が「大学生は授業を聞きたくなければ居眠りをすれば良い」「階級闘争こそが重要な勉強だ」と“重要な指示”を出した際も、忠実に守ると見せかけながら陰では清華大の堅実な校風を守ることに全力を注いだ。

蒋氏は著書の中で「学生には社会に出てからの厳しい競争に勝てるような教育をしている」と綴っている。馮氏は、高い専門知識と強い生存能力を身に付けた卒業生たちが政治の世界で勝ち残っていけるのも「母校の教育の賜物」だと締めくくった。(翻訳・編集/NN)

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