<泡泡族>若者の9割近くが本屋は立ち読み、店側も歓迎姿勢―中国

Record China    2009年8月2日(日) 6時46分

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7月30日、中国の若者の88.7%が「書店で暇つぶし」を経験。そのうち20%が「頻繁に書店で暇つぶしする」と答えており、書店側の対応も「立ち読み歓迎」の傾向にあるという。写真は北京の本屋。

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2009年7月30日、中国青年報によると、中国の夏は本屋が「アツイ」という。北京市内の大型書店「西単図書大廈」は暇つぶしをする若者(泡泡族)でいっぱい。床に座り込む者や壁に寄りかかっている者、階段を椅子替わりに使用している者など、それぞれが思い思いの格好で好きな本を読んでいる。「週末になると泡泡族で満員になるよ」と店員。

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中国青年報社会調査センターが実施したネット調査によれば、2480人の回答者のうち88.7%が自分を「本屋の泡泡族」と認めており、その20.5%が「頻繁に本屋で暇つぶししている」と答えている。こうした状況をある若者は「泡泡族は潜在的な巨大市場。本屋で立ち読みする若者は、必ずそのうちに本を買うはず」と説明。有名書店「第三極書局」の店員は「泡泡族は店にとってそれほど迷惑な存在ではない。彼らは本を丁寧に扱う」と話す。

調査では56.7%が「読みたい本は自分で買う」と答え、49.8%が「ネットで読む」、20%が「図書館で借りる」、16%が「書店で読む」、10.5%が「持っている人から借りる」と答えた。最近では店内に椅子やテーブルを用意する店も増え、中国民族音楽の生演奏や読書座談会を開催するなどのサービスを提供する書店まで登場。北京大学現代出版研究所の肖東発(シャオ・ドンファー)所長は「過酷な販売競争のなかで生き残るために、書店はサービスの多元化を図るべき」と指摘している。(翻訳・編集/本郷)

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