Record China 2009年8月5日(水) 4時28分
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3日、月探査衛星「嫦娥1号」の16か月に及ぶ月周回探査データによる4つの研究成果が明らかになった。「嫦娥2号」も2010年に打ち上げられる見通しだという。写真は中国から撮影された月。
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2009年8月3日、中国新聞網によると、月探査衛星「嫦娥(じょうが)1号」の16か月に及ぶ月周回探査データによる4つの研究成果が明らかになった。「嫦娥2号」も2011年までに打ち上げられる見通しだという。
【その他の写真】
1、嫦娥1号によって獲得した月面映像データによって、世界で最も解像度の高い月面図を描き出した。これは平面図だが、さらに今年中に、立体(3次元)月面図が完成するとしている。
2、月面上の8つの元素分布の測定に入った。
3、マイクロウェーブ・リモート・センサーで月面の温度分布図を作成。これによって核融合発電の燃料として最適なヘリウム3(He3)の月面埋蔵量が約100tであることがわかった。
4、大量の空間・天候の変化過程を記録した。これは月面空間・環境研究のための貴重な大量の一次資料となる。
現在打ち上げ準備が進められている嫦娥2号は、月周回時の高度を1号の200kmから100kmにまで下げることが可能になり、解像度10mのCCDカメラも搭載され(1号は120m)、観測データの精度が向上する。
中国はさらに、すでに開発・製造段階に入っている嫦娥3号を2013年までに打ち上げることを目指している。3号では、月面車を月面に着陸させ、元素などのサンプル採取を行う計画だという。(翻訳・編集/津野尾)
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