Record China 2009年8月6日(木) 11時16分
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5日、上海市で建設中のマンションが倒壊し作業員が死亡した事故から1か月あまり。事故現場では倒壊部分の取り壊しと撤去作業が突如、始まった。所有者らは「証拠隠滅を阻止する」として作業の中止を求め、現場で阻止を試みているという。写真は倒壊現場。
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2009年8月5日、上海市で建設中のマンションが倒壊し作業員1人が死亡した事故から1か月あまり。事故現場では倒壊部分の取り壊しと撤去作業が突如、始まった。問題のマンションを購入済みだったオーナーらは「証拠隠滅を阻止する」として作業の中止を求め、現場で阻止を試みているという。人民日報の6日付の報道。
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上海市閔行区で6月27日、建設中だった13階建てのマンションが突然ポッキリと折れるように倒壊した。上海市政府の発表では、現場の不安定な地盤に加え、マンションの地下に駐車場を建設しようとした施工ミスが事故原因。現在、施工業者や地元政府関係者など6人が刑事拘留され、開発業者や施行業者など6社は営業停止処分とされた。
5日に突然始まった現場の撤去作業は、物件オーナーらの強い反発を招いた。賠償問題がまだ決着しない中、「重要な物的証拠を失っては我々の権利保護に関わる」として数人が現場に駆けつけ、ブルドーザーの前に立ちはだかるなど作業の阻止を図っている。彼らは倒壊したマンションの写真や「我らの家を返せ」などの文言をプリントした揃いのTシャツを着用しているという。
このほどの撤去作業について、閔行区政府は同日の通知で「先月28日の市政府による記者会見で発表された通り、事故調査チームの要求に基づき、上海市緊急救助指揮部は上海建工集団第7建築公司にマンションの建設作業継続を依頼した。本日より作業再開のために現場の撤去作業を行う」としている。しかし、前週に市と物件オーナーの間で取り持たれた協議では、オーナーの間から「倒壊原因の正式な調査結果が出るまで倒壊物件は証拠物として保存すべき」との声が出ていた。これに対し、市政府は今週にも協議を再開する姿勢を見せていたという。市側の突然の「奇襲」にオーナーらは怒りを隠せない模様だ。(翻訳・編集/愛玉)
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