2009年8月8日、北京五輪開幕1周年と中国の「体育の日」に当たる初の「全民健身日」を迎えたこの日、北京市民3万3996人が北京五輪のメインスタジアムだった北京国家体育場（通称・鳥の巣）の前で太極拳を一斉に行い、集団太極拳の人数における世界新記録を達成した。中国新聞社が伝えた。

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現地時間8日午前7時、集まった市民らが音楽に合わせて一斉に太極拳を開始。まもなく雨が降り始めたが、老人も子供もひるむことなく一心不乱に身体を動かした。参加者のうち最高齢は65歳、最年少は7歳。計春華（チー・チェンホア）、呉京（ジャッキー・ウー）、張震（チャン・チェン）といった人気スター10人が列の先頭に立った。また、200人の身障者も参加し、車椅子の上で熱心に太極拳を行った。

今回演じられた太極拳は簡化二十四式太極拳で、演技時間は5分57秒。武術家や大学教授など36人からなる「第三者審査チーム」が参加人数や演技時間、動作の関連性や正確性などを厳格に審査した結果、ギネス・ワールド・レコーズが世界新記録に認定。北京市の劉敬民（リウ・ジンミン）副市長に認定証が渡された。なお、これまでの世界記録は2004年4月に河南省洛陽市で作られた3万648人だった。（翻訳・編集/本郷）