Record China 2009年8月14日(金) 8時6分
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11日、「危機的な財政赤字」「年内には中国にGDPで抜かれる」など、日本経済は負の部分ばかりが強調されているが、ある中国の教育家は「対外純資産で世界一」である日本の真の実力に触れ「あなどるなかれ」と指摘した。写真は上海のリニアモーターカー。
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2009年8月11日、「危機的な財政赤字」「年内には中国にGDPで追い抜かれる」など、日本経済は負の部分ばかりが強調されているが、中国の教育家、信力建(シン・リージエン)氏は「対外純資産で世界一」である日本の真の実力に触れ、「あなどるなかれ」と指摘した。
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信氏はブログに掲載した「中国はどのように強大な日本と向き合うべきか」と題した記事で、日本の高度成長期からバブル期、そしてバブル崩壊から現在までの軌跡を紹介。戦後、日本経済は急速な勢いで成長を遂げたが、その過程では今の中国と同様、「日本脅威論」を唱える西側諸国に様々な手段で叩かれたとした。
信氏によれば、日本はバブル崩壊後、自ら「失われた10年」などと称し、経済の停滞や財政赤字ばかりを強調してきたが、対外純資産が世界一である以上、国家財政が破綻することなどあり得ない。中国でも盛んに「日本経済の危機」が報じられ中国人の民族感情を満足させてきたが、実際は、中国はまだまだ日本に遠く及ばないと指摘した。
日本のこうした「能ある鷹は爪を隠す」的な姿勢に信氏は舌を巻く。そうすることで、西側諸国の反発から逃れてきたのだ。信氏は、中国が世界経済を牽引していこうとするのなら、頭上に降りかかってくる西側からの圧力を吹き飛ばすため、是非とも日本を見習うべきだと訴えた。(翻訳・編集/NN)
●信力建(シン・リージエン)
中国の教育家。信孚教育集団理事長。広東省広州市生まれ。1982年、中山大学中国文学部卒業。工場、銀行、政府機関などで働いた後、英国へ留学。軍人、農民、労働者など30以上の職に就いた変わった経歴を持つ。2006年までに幼稚園や小中学校など20校を建設、学生数は1万人を超える。
※本記事は筆者の承諾を得て掲載したものです。
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