Record China 2009年8月17日(月) 15時22分
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17日、国家重点プロジェクトである青蔵鉄道の西寧―ゴルムド間複線工事で、大量の偽造領収証を使った脱税行為があったことが明らかになった。写真は青蔵鉄道。
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2009年8月17日、人民日報(電子版)によると、国家重点プロジェクトである青蔵鉄道(チベット鉄道)の西寧―ゴルムド間複線工事(800キロメートル超・総投資金額105億元)で、大量の偽造領収証を使った脱税行為があったことが明らかになった。現在、すでに20の企業と個人が脱税容疑で調査を受けており、脱税額・追徴課税額・罰金額あわせて457万6800元(約6335万円)にのぼるという。
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今年4月、国家税務局の西寧市湟源県支局で職員が奇妙な現象を発見した。同県内にある鉄道用石材を受注した採石企業が提出した領収証が、西寧市街地の税務局で発行されたものだった。同職員は、採石企業も県内にあり、工事現場も県内にあるのになぜ遠隔地で領収証を発行する必要があるのか疑問に思ったという。
それがきっかけとなって、砂利、フライアッシュ、鋼材、電線などを受注した同工事関連企業多数について徹底的に調査を進めたところ、なんと1154枚の偽造領収証が見つかり、その取引額は1億2800万元(約17億7000万円)、課税額は494万元(約6837万円)にのぼった。
偽造領収証を使った脱税の手口はいくつかあり、複写式の領収証の1枚目と2枚目の金額を変えるのもその1つ。たとえば、実際に発見された偽の領収証の1枚目は「砂利55万3250元」と記入され、2枚目には「トラック費用500元」となっている。本来なら3万1000元(約42万9000円)の税金を支払うべきなのだが、企業は2枚目の写しをもとに納税する規定になっているため30元(約400円)の課税で済んでしまう。
今年1月〜6月までに、中国国内で見つかった偽造領収証による犯罪は8944件、押収された偽造領収証は3260万枚にのぼった。(翻訳・編集/津野尾)
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