小中学校のクラス担任に「しかる権利」認める―中国

Record China    2009年8月25日(火) 5時5分

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24日、中国教育部がこのほど、小中学校のクラス担任の業務に関するルールをまとめた「中小学班主任工作規定」を発表し、業務の負担軽減や待遇改善、権利の強化といった対策をとる方針を示したことが分かった。写真は福建省の小学校のストレス発散ルーム。

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2009年8月24日、中国教育部がこのほど、小中学校のクラス担任の業務に関するルールをまとめた「中小学班主任工作規定」を発表し、業務の負担軽減や待遇改善、権利の強化といった対策をとる方針を示したことが分かった。

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同部によると、中国ではクラス担任の業務負担が重すぎることが問題になっている。これを改善するため今回発表した規定では、業務量を調整し、業務全体の半分の時間をクラス担任としての仕事に充てることができると定めた。

同部はまた、「児童・生徒の権利保護」の名目のもとに教師が子供たちをしかることを敬遠する風潮を懸念して、「クラス担任は日常の教育管理の中で、適切な方法で児童・生徒を注意する権利を持つ」との内容も明文化した。

中国当局はこうした調整により、教師の間の不公平感を軽減するとともに、児童・生徒に対する道徳教育を強化し、心身の健康状況に気を配ることのできる体制を確立したい考えだという。(翻訳・編集/東亜通信)



   

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