提供臓器の多くが活用されず、情報共有の試行実施へ―中国

Record China    2009年8月25日(火) 1時49分

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24日、中華医学会器官移植学会の陳忠華副主任委員はこのほど行われた中国国内の臓器移植に関するシンポジウムで、提供された多くの臓器が実際に移植されることなく無駄になっていることを明らかにした。写真は臓器提供者を偲ぶ福州市民。

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2009年8月24日、同日付の広州日報によると、中華医学会器官移植学会の陳忠華副主任委員はこのほど行われた中国国内の臓器移植に関するシンポジウムで、提供された多くの臓器が実際に移植されることなく無駄になっていることを明らかにした。国内で臓器移植を必要とする患者は150万人を超えるものの、情報共有の体制が整っていないことが原因だ。

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陳氏によると、中国では毎年約1万1000人が臓器移植手術を受けているが、多くは親族間の生体移植となっている。一方、03年から09年5月までに130人余りが遺体からの臓器提供を行ったものの、心臓移植のケースは20件にとどまり、残る多くは活用されることがなかった。

こうした状況を受け、中国衛生部などは今後、広東、福建、浙江各省など全国10カ所の地域でドナー側と移植を待つ患者側の情報の共有化を実現させるためのテスト作業を実施する方針だという。(翻訳・編集/東亜通信)

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