2009年8月27日、中国の芸能界・テレビ業界が日本と韓国への進出を目論んでおり、その中心となるのは中華圏の人気スター主演ドラマや西遊記などの歴史ドラマだという。東方早報が伝えた。

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ドラマ「還珠格格」の皇女役でブレークしたルビー・リン（林心如）の主演する時代劇「美人心計」が今、日本と韓国のテレビ業界から注目を集めているという。このドラマには北京五輪の「口パク少女」として有名になった林妙可（リン・ミャオコー）も出演し、ルビー・リン扮するヒロインの幼年期を演じることでも話題になっている。日韓のテレビ局が作品の購入意欲を示しているだけでなく、韓国のテレビ局は作品のリメイク権獲得も視野に入れて話を進めている。ルビー・リンは最近、韓国の首都ソウルのイメージ大使に選ばれ、韓国で彼女の出演映画が上映されるなど人気急上昇中のためだという。

ルビー・リン以外で日韓で人気の女優には、彼女と「還珠格格」で共演したヴィッキー・チャオ（趙薇）とファン・ビンビン（范冰冰）の名が挙げられており、彼女たちの出演作品は日韓で大いに受け入れられている。

一方、男性スターでは、F4のジェリー・イェン（言承旭）とヴィック・チョウ（周渝民）が日韓人気のトップ2を占めている。続いて男性アイドルグループ・フェイルンハイ（飛輪海）のウーズン（呉尊）、俳優ジョセフ・チェン（鄭元暢）、マイク・ハー（賀軍翔）、その後に再びF4のヴァネス・ウー（呉建豪）とケン・チュウ（朱孝天）が続く。中国本土のスターでは、わずかにホアン・シャオミン（黄暁明）の名が挙がっているに過ぎない。

こうしたスター出演のドラマは高値で買い手がつくだけでなく、中には日韓テレビ局の意向を先に確認してから制作に入る作品もあるという。また、西遊記や三国志など、歴史ドラマは日韓いずれでも人気があり、日韓テレビドラマ市場進出の重要なジャンルになっている。（翻訳・編集/HA）