中国で増加する「チャイニーズ・コリアン」、母国語あやしく中国語ペラペラ―韓国紙

Record China    2009年8月30日(日) 6時38分

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28日、中国生まれ・中国育ちの「チャイニーズ・コリアン」。彼らは流暢な中国語を話すが、韓国語を話せない子どもも増えているという。写真は瀋陽の朝鮮族小学校。

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2009年8月28日、韓国紙「韓民族報」は、中国で生まれ、中国に長く生活している「チャイニーズ・コリアン」について取り上げた。環球時報が伝えた。

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彼らの大部分は小学生や幼稚園児といった子供。5歳の鄭賢くんはつたない韓国語で「僕は韓国人だけど、韓国よりも中国が好きだ」と話す。鄭くんの父親は韓国人、母親は中国人のため、国籍は韓国となっているが、韓国語を習得するために入れられた韓国人幼稚園では先生の話す韓国語が聞き取れず、元気がない。しかし家の中では家族全員、父親までもが中国語で会話するため元気な子供に戻る。

鄭くんのような子供は中国沿海部の大都市を中心に増加しており、韓国語を全く話せない子も増えている。韓国人学校に通う子もいるが、大多数は中国の学校に通うことを選択する。北京の小学校に通う敬美さんは、いつも中国語の歌を歌い、中国語を話し、中国語で口喧嘩さえする。彼女の希望は中国で生活し、中国人に溶け込むこと。父親は娘には中国の有名大学に入学してほしいと希望しているが、韓国人の母親は韓国語がほとんど話せないわが子にやるせなさを隠さない。

2人の子を持つ大連在住の韓国人男性は「この子たちが韓国語を習っても、本当の韓国人とはいえない。当初は中国で教育を受けさせることを選んだが、それが今後彼らのためになるのか分からなくなってきた」と心配している。(翻訳・編集/中原)

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