Record China 2009年8月31日(月) 21時38分
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8月31日、民主党の衆院選での圧勝を受け、香港出身の政治学者、林泉忠氏は日中関係の今後の行方について論じた。写真は中国社会科学院近代史研究所と社会科学文献出版社が編纂した教科書「東アジア三国の近現代史」。
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2009年8月31日、民主党の衆院選での圧勝を受け、香港出身の政治学者、林泉忠氏は日中関係の今後の行方について論じた。
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過去10年来、日中関係悪化の原因は首相の靖国神社参拝や教科書問題など「歴史問題」に集中してきたが、次期首相となる鳩山由紀夫・民主党代表は「靖国には参拝しない。閣僚にも自粛を求める」との姿勢を表明。自民党の政治家は「親台」かつ「反中」派が多かったが、鳩山代表は「親台」でもあり「親中」でもある。林氏は「大局を重んじる民主党は両者の間でバランスを取っていくのだろう」と分析した。
日本は明治維新で「脱亜入欧」に成功し、中国から東アジア覇者の地位を奪い取ったが、21世紀に入り形勢は再び逆転。日本社会は今、「中国に追い抜かれる」というプレッシャーに苛まされている。だが、林氏によれば、日本の今後の課題はアジアNo.2の座に転落した時に中国との新たな関係をどう築いていくかだ。
中国もまた同時に「歴史問題」を自主的に解決した新生日本をこれまでとは違う目で見なければならない。鳩山代表が提唱する「東アジア共同体」「アジア共通通貨」の創設に賛同すると共に小沢一郎代表代行が主張する「日本を『普通の国家』にする『悲願』」の達成にも理解と寛容を示すべきだと林氏は強調した。(翻訳・編集/NN)
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