職業病患者は累計70万人、2億人の「予備軍」も=じん肺、中毒が最多―中国

Record China    2009年9月4日(金) 20時57分

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2日、中国の職業病患者は累計で70万人近くに達することが分かった。毎年平均1万5000人が新たな患者として報告されているという。写真はじん肺の認定をめぐり企業側と争いを続けている河南省の元出稼ぎ労働者。

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2009年9月2日、中国の職業病患者は累計で70万人近くに達することが分かった。毎年平均1万5000人が新たな患者として報告されているという。だが、実際には2億人以上の「予備軍」が存在すると見られており、事態は深刻だ。中国新聞網が伝えた。

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国家安全生産監督管理総局(安監総局)、衛生部、人力資源社会保障部、全国総工会(労働組合)など5部門が合同で開いた会議で明らかになった。会議によると、新たに職業病と認定された者のうち、「じん肺」が71%、「中毒」が20%を占める。発病に至らない「予備軍」も2億人を超えると推測されることから、今後10年〜15年で職業病患者はさらに増えると報告された。

こうした現状を受け、衛生部は10年5月までに全国の各省(市・区)に職業病の診断・鑑定を行う専門機関を設けることを決定したほか、企業側に労働者の職業病予防を徹底するよう呼び掛けるキャンペーンも始めた。(翻訳・編集/NN)

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