中国企業による資源会社買収が加速=海外メディアは懸念示す―中国

Record China    2009年9月5日(土) 11時3分

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2009年9月3日、経済参考報は記事「中国企業による海外資源企業の買収が加速:海外メディアは資源安全保障を懸念」を掲載した。写真は上海市の鋼鉄市場。

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2009年9月3日、経済参考報は記事「中国企業による海外資源企業の買収が加速:海外メディアは資源安全保障を懸念」を掲載した。

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中国石油大手の中国石油天然ガス集団公司はさきごろ19億カナダドル(約1600億円)を投じ、カナダのオイルサンド開発プロジェクト2か所の権益60%を取得した。世界金融危機以後、中国企業が金属、石油、天然ガスなどの資源会社買収を進める中、海外メディアは懸念を露わにしている。

ロシア紙コメルサントは資源企業の買収合併が冷え込む中、唯一中国企業だけが活発な動きを見せていると指摘し、資源確保を目指す中国の狙いがあると分析した。ドイツ紙Handelsblattも中国の資源企業買収を取り上げた。中国に対抗して欧州委員会では「重要金属リスト」を作成し、企業買収の監視にあたるプランもあるという。

また一部では中国の企業買収が資源価格に悪影響を及ぼすとの見方も浮上している。昨年までの価格高騰時にも中国は資源備蓄を強引に進めており、供給過剰となった末に資源価格が生産コストぎりぎりにまで低下するなどの混乱を見せた。仏紙トリビューヌは上海自動車による韓国双竜自動車買収、レノボによるIBMのPC事業買収など中国企業による買収が必ずしもうまくいっておらず、最終的に高いコストを支払うケースが多いことを指摘し、中国企業は人員管理方法、業務方式などの違いを乗り越える能力を身に着けなければならないと指摘した。(翻訳・編集/KT)

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