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4日、最新の「中国観光ホテル業界規定」から「12時チェックアウト」の規定が消え、チェックアウト時間は今後、各ホテルの自主裁量に委ねられることになった。写真は天津のホテル。
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2009年9月4日、新華網によると、中国の観光ホテル業界規定からこのほど「チェックアウトは一律正午」の項目が消えた。チェックアウト時間や延長料金についての明確な指示はなく、各ホテルの裁量に委ねられることになった。
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中国旅游飯店(観光ホテル)業協会が発表した最新の「業界規定」から、これまであった項目が無くなった。すなわち「チェックアウトは正午。これを過ぎると半日分の宿泊料が加算され、午後6時を過ぎると1泊分の宿泊料が生じる」との規定が削除されたのだ。ただし「ホテルはフロントの目立つ位置に宿泊料やチェックイン、チェックアウト時間、清算方法等を明示するか、告知しなければならない」としている。
「これまでの正午チェックアウト規定は各ホテルから経営の自由を奪っていた」として、北京市消費者協会は新規定に賛成の意を示している。「再三要求を出してやっと認められた」と話すのは、消費者保護の立場から同規定の撤廃を求めていた北京市の邱宝昌(チウ・バオチャン)弁護士。「ホテル側の自主経営権を認めることは、消費者利益につながる」と歓迎するが、当のホテル業界は「自由競争になるとチェックアウト時間は遅くなる。しかも延長料金を客に請求しづらくなるので踏んだり蹴ったり」と困惑の色を浮かべている。(翻訳・編集/本郷)
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