中国自動車メーカー、海外の高級ブランド買収に奔走=野望先行で準備不足の懸念も―カナダ紙

Record China    2009年9月13日(日) 17時46分

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9日、カナダ紙は「中国は海外の高級自動車ブランド買収に積極的」と題した記事で、中国の中小自動車メーカーが海外の高級ブランド買収に並々ならぬ意欲を示していると報じた。写真は上海モーターショーに出品された「サーブ」の乗用車。

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2009年9月9日、カナダ紙フィナンシャル・ポストは「中国は海外の高級自動車ブランド買収に積極的」と題した記事で、中国の中小自動車メーカーが海外の高級ブランド買収に並々ならぬ意欲を示していると報じた。

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中国の重機メーカー、四川騰中重工機械は6月、米ゼネラル・モーターズ(GM)の「ハマー」ブランド買収に名乗りを上げたが、中国商務部は申請を一旦差し戻した。記事は、中国メーカーは政府介入の可能性が高く、国際的な信用度も低いため、計画が必ずしも成功するとは限らないと指摘する。

だが、中国メーカーの買収への動きは止まらない。今月9日にはスウェーデンの高級車メーカー「ケーニグセグ」が北京汽車から出資を受けることで合意。北京汽車は同社の少数株式を取得することになった。ケーニグセグはGM傘下の「サーブ」買収に絡み、出資パートナーを探していたという。この数時間後には吉利汽車(Geely)が、米フォード・モーターが傘下の「ボルボ」売却を決めるなら、買収に参加したいと表明した。

中国メーカーにとって海外の高級ブランドを手に入れることは、国際市場における重要な地位を獲得する近道だ。だが記事は、多くの案件で準備不足の感が拭えないと手厳しい。野望だけが先行しているように見えるが、海外ブランド買収は中国メーカーにとって、リスクと挫折をもたらす可能性が高いと指摘した。(翻訳・編集/NN)

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