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<横顔>「笑えるカンフー」で香港アクション映画の独創性築いた不滅のスター―ジャッキー・チェン

Record China    2009年9月12日(土) 13時47分

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日本でもその名を知らぬ人はいないジャッキー・チェン。肉体を酷使するアクション俳優であるにもかかわらず、子役時代から数えてそのキャリアはすでに50年近く、いまも企画段階の新作が多数控える大スターだ。

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香港・中国・台湾はもとより、日本でもその名を知らぬ人はいないジャッキー・チェン(成龍)。肉体を酷使するアクション俳優であるにもかかわらず、子役時代から数えてそのキャリアはすでに50年近く、企画段階の新作が多数控えている大スターだ。現在はすっかり「大御所」の貫禄を湛えているが、そもそものジャッキーは「ちょっとダメ男な」コミカルなキャラクターが持ち味。ここでそのキャリアを振り返ってみよう。

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幼少のジャッキーが過ごしたのは、全寮制の京劇役者養成学校・中国戯劇学院。主に貧困家庭の子供たちが半ば身売りとも言えるような状態で預けられ、過酷な訓練を強いられる厳しい環境だった。ジャッキーはかなり小さいころからアクション映画への憧れを強く見せており、それを見た父親が入学させたという。その後、もともと領事館で働いていた両親はオーストラリアへ転勤となり、逃げ帰る家などない中での厳しい子供時代だった。

そしてこの学校から、のちに香港アクション映画の立役者となるジャッキーをはじめ、サモ・ハン(洪金宝)、ユン・ピョウ(元彪)らが巣立っていく。彼らは「七小福」と呼ばれるトップ子役集団に抜擢され、将来を嘱望されていた。しかし、京劇という娯楽そのものが完全に前時代の遺物となると、七小福は71年に解散。メンバーたちはアクション映画のスタントマンに活路を見出していく。ジャッキーもこの年、本格的に映画の世界に足を踏み入れた。

数々のエキストラをはじめ、無数のスタント役をこなす武術指導者としてキャリアをスタートするが、73年にブルース・リー(李小龍)が死去すると、カンフー映画そのものが大幅に製作本数を減らし、一時は失業状態に陥ることとなる。このころのジャッキーは夜遊びに飲酒など、無鉄砲なその日暮らしをしていたという。

76年に映画監督のロー・ウェイ(羅維)に見出され、ブルース・リー主演映画「ドラゴン怒りの鉄拳」の続編である「レッド・ドラゴン/新・怒りの鉄拳」に出演、ここで現在の芸名「成龍」に改名する。しかし、陰鬱で重々しい作品が多かった当時のカンフー映画では、ジャッキーの持ち味は生かされなかった。

それを打開するのが、78年の「スネーキーモンキー/蛇拳」。「ドランクモンキー/酔拳(78年)」「クレージーモンキー/笑拳(79年)」と続くこの流れにおいて、ジャッキーは“コメディ”の要素をカンフー映画に取り入れ、自身のスタイルを確立する。腕っ節はめっぽう強い(強くなっていく)が意志が弱く、どこか抜けていて、でも憎めない。そんな愛すべきキャラクターで、70年代後半のジャッキーは世界的スターへの道のりを歩みだした。ストイックに武道を追求したジークンドーの創始者であるブルース・リーとは異なり、ジャッキーのアクションは京劇をベースにした“見せる”ためのものであり、そんなスタンスの違いも如実に表れた。アクションシーンにおける小道具づかいなどのアイデアは、枯れぬ泉のようにジャッキーの人気を支えたと言えよう。

80年代はまさにジャッキーの黄金時代。七小福時代の盟友、サモ・ハン(洪金宝/当時はサモ・ハン・キンポー)、ユン・ピョウ(元彪)とタッグを組んだ「プロジェクトA(83年)」「スパルタンX(84年)」、「五福星(83年)」「大福星(85年)」「七福星(87年)」の“福星”シリーズなど痛快なヒット作が多数。「ポリス・ストーリー/香港国際警察(85年)」では、“香港のアカデミー賞”香港電影金像奨最優秀作品賞を受賞する。

90年代にはついに本格的ハリウッド進出にも成功する。「レッド・ブロンクス(95年)」で全米興行収入初登場第1位の快挙を成し遂げたのを皮切りに、「ラッシュアワー(98年)」シリーズの爆発的ヒットでその国際的地位は確固としたものになる。

そんなジャッキーは、今年公開された「新宿インシデント」で“正義の味方”という固定イメージを覆す。ジャッキー演じる主人公が日本に密入国し、新宿の裏社会で頭角を現していくダークな作品は、ジャッキー出演作としては日本初のR指定、中国国内では公開すらできない異色作となった。「終生、ただのアクション俳優として終わりたくない」との意欲を見せるジャッキーは今年、55歳。その飽くなき挑戦はまだまだ続くようだ。

●ジャッキー・チェン(成龍)

54年4月7日、香港生まれ。俳優・映画監督・歌手。62年に子役としてスクリーンデビュー。身長174cm、体重63kg。国民党員だった父と、子連れ再婚した母はともに中国本土の出身。妻は台湾人女優のジョアン・リン(林鳳嬌)、息子は俳優のジェイシー・チャン(房祖名)。天下の大スターだが、私生活では自由奔放な発展家というのが地元・香港での通説で、99年に私生児の存在が暴露された際には、「自分は全世界の男性が犯すかもしれない過ちを犯しただけ」「これはただの色遊び。しかし、決して下品なものではない」と発言して反感を買った。(翻訳・編集/愛玉)

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