世界中では10秒に1人が結核で死亡=感染者数、中国はインドに次ぎ2番目―WHO

Record China    2009年9月15日(火) 6時31分

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13日、世界中で毎年13万人以上が結核で命を落としていることが世界保健機関(WHO)の調べでわかった。4秒に1人が感染し、10秒に1人が死亡している計算になる。写真は3月、河北省の学校で発生した結核の集団感染。

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2009年9月13日、北京科技報によると、世界中で毎年13万人以上が結核で命を落としていることが世界保健機関(WHO)の調べでわかった。4秒に1人が感染し、10秒に1人が死亡している計算になる。

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現在、結核患者の数が最も多いのはインド。次いで、中国が2番目に多い。流動人口や移民など、結核が多い地域から職を求めて来た人やその家族が都市へ流入して爆発的に流行するケースもあるという。

結核はマイコバクテリウム属の細菌、主に結核菌によって引き起こされる感染症で、空気感染の多い病気として知られている。近年は治療に用いられる抗生物質に耐性を持った「多剤耐性肺結核」も現れている。

肺などの呼吸器官に多く発症するが、骨や関節など全身に感染する可能性があり、大部分は症状が現れにくく、患者も自覚症状がないため、治療が遅れて重篤化するケースが多い。初期症状としては、咳や胸の痛み、全身の倦怠感、食欲不振、微熱、体重の減少や寝汗などが挙げられる。(翻訳・編集/岡田)

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