Record China 2009年9月16日(水) 5時35分
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15日、米メディアの報道によると、オバマ米大統領は14日、米政府による中国製タイヤに対するセーフガードの発動について、「中国に対する挑発ではない」と語った。資料写真。
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2009年9月15日、米メディアの報道によると、オバマ米大統領は14日、ニューヨークで行った演説の際に、米政府による中国製タイヤに対する緊急輸入制限(セーフガード)の発動について触れ、「セーフガードの発動は世界に対して保護貿易主義へのシグナルを発したわけでも、中国に対する挑発でもない」と語った。中国日報(電子版)が伝えた。
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米政府は11日、輸入が急増している中国製タイヤに対し、セーフガードを発動する方針を発表。小型乗用車と軽トラック用の中国製タイヤを対象とし、1年目35%、2年目30%、3年目25%の割合で、今月26日から3年間にわたり追加課税を課すとの内容だった。
これに対し、中国商務部の陳徳銘(チェン・ダーミン)部長は13日「こうした著しい保護貿易主義行為は、両国の貿易関係に損失を与えるだけでなく、米国自身の利益も損なう」と強く反発。同部の報道官も「米政府の中国製タイヤへのセーフガード発動は世界貿易機関(WTO)の規定およびG20での合意に違反しており、貿易救済措置の乱用である」と批判し、「金融危機下の世界経済で非常に悪い先例を作った」と指摘した。
さらに中国商務部は13日、米国製の自動車と鶏肉に対し、ダンピングや政府補助金などの調査手続きを開始したと発表。専門家らはセーフガード発動に対する報復措置との見方を強めており、新たな貿易摩擦になるとの懸念が表面化していた。
オバマ大統領の今回の演説は、両国関係のさらなる悪化を食い止める狙いがあると見られている。(翻訳・編集/HA)
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